余談。 |
2日目の夏コミで,とある動物サークルさんで猫の写真の団扇(ちょっと小さ目)を売っていたので買ってきた。 随分と美人猫で写真も非常によく撮れていて,正直「市販でもおかしくないな」レベル。とりあえずクレセントにあげる。 3日目の動物園で,クレセントはそれを使っていた(笑)。イラストとかと違って堂々と使用できるからいいな,と言っていたのだが,「小獣館」の途中でクレセントがその団扇を紛失したことに気がついた。 写真を撮るのに夢中になっていて,どこかにその団扇を置きっぱなしにしたか落としてしまったか…ということらしい。慌てて引き返して探したが見つからない。めちゃめちゃへこむクレセント。 「まあ,落っことしてみんなに踏まれたりしてないことを祈ろう」とかいいつつ,その後モノレール乗り場に行ったその時。 「あ」 俺の目の前にいる親子連れ。そのお父さんの手にある団扇は―――!(笑) 「お,おい,ほら,あれ!みつけた!あれ!」「え?…あ!(笑)ホントだ,あれだ!」「おー,あるもんだねぇ(笑)」 どう見てもパンピーの親子。昨日偶然買ったつーことは有り得まい。小声で3人で話しながらちらちらとそのお父さんを見てたのだが,お父さん延々とその団扇で扇ぎっぱなし。ひとときも手放さず有効活用(笑)してくださっているその様を見て,「いい人に拾われて良かったな」などと,世話をしていた捨て猫に飼い主が見つかったが如くしみじみとする3人。 ……いや実際「しみじみ」は不適切な表現だ。なんつーか「その団扇の活用し続けっぷり」を見て,最後はしみじみを通り越して笑えた。 きっとあのお父さんは,あれがどこか園内で売られてたりするものだとでも思ったに違いない…。 とりあえず冬もう一回そこのサークルさん探そうっと。 |